Case事例紹介
就業判定の事後措置対応
- 2023.05.17 |
- 就業判定の事後措置対応
運輸倉庫業の事業所より依頼のあった就業判定を実施した際に、数多くの高血圧未治療者、高血糖未治療者を確認しました。
その中には血圧が180/110を超える脳出血のリスクが高い従業員が含まれており、迅速に衛生担当者と連携し、担当者から受診勧奨を実施していただきました。
しかしながら、受診拒否をされたため、対面で弊グループ医師と面談を実施することとなり、担当医師より疾患についての理解や危険性を説明し、数日以内での受診を承諾していただきました。
面談時に、時折、頭痛があるとのことでしたので、診療情報提供書を作成し、主治医に情報提供をしたところ、病院で頭部MRIの検査が実施され、「未破裂動脈瘤」が発見され、血管内治療が実施され、破裂することなく、現在も業務に従事しております。
その後も会社として健康管理の側面から、弊グループ担当医師と安全衛生担当者と議論を重ね、健康診断後の対応に加え、健康管理の情報提供、乗務員の乗務前の血圧測定を実施しています。
このように就業判定後の適切な事後措置対応によって、企業様の安全配慮義務と従業員の自己保健義務を支援しています。